ベルギー移籍を選んだマンUの”氷漬け守護神” ファン・ハールへの「感謝の気持ちは忘れない」

スタンダールで復活を誓うバルデス マンU指揮官とは「問題なかった」

 ルイス・ファン・ハール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドで戦力外になっていた元スペイン代表GKビクトール・バルデスは、1月の移籍市場でスタンダール・リエージュに期限付き移籍を果たした。パワハラ紛いの待遇で「氷漬け」と報じられていた守護神だったが、オランダ人指揮官との確執はなかったと主張する大人の対応を見せている。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。

 バルデスはユナイテッドとの契約が今季限りで満了となるなか、6カ月という異例の期限付き移籍でベルギーの名門にやってきた。

「ファン・ハールとは問題なかったんだ。(バルセロナで)当時20歳だった僕を『トップチームに欲しい』と言ってくれた唯一の監督だった。膝の前十字靭帯損傷後もマンチェスター・ユナイテッドに誘ってくれたのも彼だったし、復帰後最初の試合に起用してくれたのも彼だった。僕は彼に感謝しなくてはいけないし、それを決して忘れないよ」

 バルセロナ時代に数々のタイトルを勝ち取った守護神はこのように語っている。バルデスが今季のユナイテッドで味わった日々には、多くの同情の声が寄せられていた。ファン・ハール監督とのサッカー哲学の違いから、”赤い悪魔”のトップチームで背番号を与えられず。トップチームが活動中はクラブハウスへの入場を禁止され、リザーブチームでのプレーを余儀なくされていた。

 スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、バルデスのパワハラ紛いの仕打ちを受ける窮状を見かねて、モチベーション維持のためにスペイン代表に招集することを検討していたことを告白している。

 

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