インテル監督に性差別発言のナポリ指揮官 数ヶ月間ベンチ入り停止の可能性が急浮上!

サッリ監督謝罪しながらも「彼もインポ野郎と言った」と反撃

 暴言の代償は高くつくかもしれない。19日のイタリア杯準々決勝のナポリ対インテルのゲームで、ナポリのマウリツィオ・サッリ監督がインテルのロベルト・マンチーニ監督に対し、同性愛者を意味するスラングで口撃した問題がイタリアで波紋を広げている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」はサッリ監督のコメントを報じた上で、数カ月間のベンチ入り停止処分が下る可能性を報じている。

 サッリ監督は、後半43分にFWドリース・メルテンスがシミュレーションにより2枚目のイエローカードを受け、退場処分となった段階で正気を失ったことを告白した。後半アディショナルタイムにアデム・リャイッチが追加点を決め、勝負を決めたが、両軍ベンチはエキサイトしていた。サッリ監督は、同性愛者を意味する「フローチョ、フィノッキオ」という言葉をマンチーニ監督に浴びせかけた。マンチーニ監督はその件に激怒していた。

 サッリ監督は、まず謝罪の言葉を述べている。

「正直なところ、私がマンチーニ監督に何を言ったのかはよく覚えていないんだ。メルテンスの退場で冷静さを失ってしまった。おそらく、言いすぎな言葉がピッチ上に残ったのだろう。マンチーニはスポーツマンだから、謝罪を受けて入れてくれると思っている。明日、あらためて謝罪のメッセージを送ろうと思っているが、受け入れてくれるだろう」

 冷静さを失った元銀行マンという異色の経歴を持つ男は、謝罪の言葉を並べた。その一方で、マンチーニ監督から暴言による応戦を受けたことも告白している。

「マンチーニだって、私に“このインポ野郎!”と言ってきたんだ。それも十分に差別的な言葉だとは思うがね」

 

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