浦和、対外試合4連勝と開幕へ好調 FW杉本も手応え「優勝を求め、厳しくやりたい」

浦和レッズFW杉本健勇【写真:轡田哲朗】
浦和レッズFW杉本健勇【写真:轡田哲朗】

6日に東京Vと対戦し、35分ハーフで4-1と勝利 昨季14位からの巻き返しに期待

 J1浦和レッズは沖縄県での第2次トレーニングキャンプ中の6日に、J2東京ヴェルディと35分ハーフのトレーニングマッチを実施。4-1で勝利し、対外試合で4連勝を飾った。

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 浦和は第1次キャンプ中に元日本代表FWで浦和OBの高原直泰が選手兼CEOを務める沖縄SV、J2のジェフユナイテッド千葉とトレーニングマッチを行い2連勝。そして、第2次キャンプでは3日にJ2のギラヴァンツ北九州に勝利していた。

 この日は短い時間の試合になったが、前半にMF阿部勇樹がMFマルティノスからのクロスをヘディングで決め、さらに青森山田高校から新加入したルーキーMF武田英寿のラストパスをMF長澤和輝が決めて2ゴール。後半にもFWレオナルドからのパスをFW杉本健勇がスルーしたところに走り込んだMF汰木康也がゴールし、さらには杉本のラストパスからレオナルドがゴール。自陣でのパスミスから1点を許したものの、危なげのない試合展開だった。

 浦和加入2年目の杉本は、「短い時間のプレーだったけど、状態は上がっている。公式戦の開幕(16日のルヴァン杯ベガルタ仙台戦)まで10日だけど、最高の準備をしたい。ある程度キャンプでやってきて、あとは個人のコンディションのところはもう一段階、上げていける」と、手応えを掴んでいる。

 新たな4-4-2システムではクロスからの得点パターンが増えそうなだけに、杉本には本領発揮も期待される。そのストライカーは「チームとしても優勝という結果を求めて、自分に厳しくやりたい。1年が終わって、やりきったと胸を張って言えるようにやっていく」と、最後の仕上げに余念がない。

 ポテンシャルの高い選手たちの集団であるのは間違いないだけに、昨季にJ1で14位に低迷したところからの巻き返しが注目される浦和は、ここまでの仕上がりという点では前向きな部分が多いと言えそうだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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