ジダン監督が反論 息子がFIFA制裁の調査対象となることは「馬鹿げた判断」

レアルへの補強禁止処分に対して言及

 レアル・マドリードは14日、国際サッカー連盟(FIFA)から18歳未満の外国人選手獲得に関する規約に反したとして、2017年1月までの補強禁止処分を命じられた。この件について、ジネディーヌ・ジダン監督の息子4人に関しても調査対象となっている。しかし、18日のスポルティング・ヒホン戦前の記者会見に出席した指揮官は、FIFAの処分について「馬鹿げた判断」と反論した。

 今回の問題ではノルウェーの神童FWマーティン・エデゴーらと共にジダン監督の息子たちにも調査の手が伸びると報じられている。長男エンツォ君をはじめ、次男ルカ君、三男テオ君、四男エリアス君もレアルに所属。全員がフランス国籍を持ちながら、母親の出身地で、現在居住しているスペイン国籍も保有している。

 ジダン監督は息子たちに対する処分について「まったく馬鹿げた判断だ。私の息子たちはもう何年もマドリードに暮らしているんだ」と呆れた様子で語った。さらに「私はこの状況でも落ち着いているよ。来週には詳しいことが分かるだろうね」と付け加えた。

 レアルは処分を不服とし、異議申し立てを行っている。FIFAからの補強禁止処分が確定すれば、1年間は新たな選手補強が不可能となり、新監督に就任したばかりのジダン監督にとってはいきなりの危機に直面する。今冬の駆け込み補強も噂される中、この問題はどのような結末を迎えるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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