ドルトムントのオーバメヤンが快挙! ガボン史上初のアフリカMVPを受賞

今季リーグ17戦18得点と爆発 Y・トゥーレの5連覇を阻止

 

 ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが、アフリカサッカー連盟(CAF)選出のアフリカ年間最優秀選手を受賞した。コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ(マンチェスター・シティ)の5連覇を阻止し、栄冠を手にした。

 日本代表MF香川真司の同僚であるこの俊足FWは、昨季途中からユルゲン・クロップ前監督の下でセンターフォワードに本格的にコンバートされ、得点力に磨きをかけた。今季はブンデスリーガ記録となる8試合連続得点など、ハイペースでネットを揺らし続け、リーグ前半戦17試合で18得点を挙げて得点ランキングトップを快走している。

 同賞はCAFに加盟する国の監督、並びにテクニカルディレクターの投票によって決定。オーバメヤンは計143ポイントを獲得した。2011年から4年連続受賞のトゥーレも136ポイントを獲得したが、今季大爆発中のオーバメヤンにはわずかに及ばなかった。3位はスウォンジーのガーナ代表MFアンドレ・アイェウで、112ポイントだった。

 「フランス・フットボール」紙が主催していた1970年から1994年までを含めても、ガボン代表選手が受賞するのは史上初めてのこと。史上最多受賞はトゥーレと元カメルーン代表FWのサミュエル・エトー(アンタルヤスポル)の4度。歴代受賞者には元リベリア代表FWジョージ・ウェア氏や元カメルーン代表FWパトリック・エムボマ氏、元コートジボワール代表FWのディディエ・ドログバ(モントリオール・インパクト)らアフリカの英雄の名が並ぶ。

 ドルトムントで躍動する韋駄天が、歴史に名を刻んだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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