インテル長友がマンU戦で途中出場し、香川と対決 アギーレ氏の日本代表監督就任には「呼んでもらえるようにがんばります」

 会場となったワシントンのフェデックスフィールドには6万1238人の観衆が詰めかけ、熱気であふれていた。今季も不動のレギュラーと期待されるダイナモは終始劣勢な状況でボールタッチの回数は少なかったが、相手の快足ウイング、アシュリー・ヤングとのマッチアップで堂々と渡り合った。試合は0-0で終了。大会規定により、延長戦は行われずにPK戦に突入し、3-5で敗れた。
 試合後はマンUの親友、MF香川真司とピッチ上で談笑した長友だが、「香川とはサッカーの話をしただけです」。ブラジルワールドカップ前にはともに「世界一を目指す」と公言しながら、1次リーグ2敗1分けと冷酷な現実に直面した僚友同士は、親善試合のピッチ上で再会した。様々な思いがお互いの胸に去来しただろうが、長友は会話の中身を明かさなかった。
 次が最後と意気込む2018年ロシアワールドカップ。4年後に向かう日本代表はハビエル・アギーレ監督の就任が決まった。
「僕は詳しく知りません。もちろんアピールするためにがんばります。呼んでもらえるようにがんばります」
 控えめな言葉に、固い決意をにじませた。ブラジルワールドカップの雪辱を果たしたいという執念のような熱さがその言葉にはあった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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