クロップ体制の補強第一弾! リバプールが争奪戦を制し「セルビアの神童」を獲得

9億1000万円でグルジッチ移籍に合意 今季終了までレッドスターに留まる

 リバプールはユルゲン・クロップ監督体制で最初の補強として、レッドスター所属のセルビア人MFマルコ・グルジッチ獲得で合意に至った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 レポートによれば、リバプールはこの19歳の神童に対し、510万ポンド(約9億1000万円)のオファーを提示。同じく獲得を狙っていたベルギーのアンデルレヒトが150万ポンド(約2億7000万円)、ドイツのシュツットガルトも370万ポンド(約6億6000万円)を提示していたとされるが、マージーサイドの名門は両クラブを大きく上回る金額を提示。争奪戦を制した。

 クロップ監督にとっては、リバプールでの補強第一弾がこのU-20セルビア代表となる。チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドも熱視線を送っていたとされるが、指揮官がグルジッチと直接話をして口説き落としたと地元メディアでも報じられていた。

 グルジッチの父親は「彼のパスポートは私が握っている。マルコはどこにも行かない」と移籍に反対しているが、すでにクラブは移籍合意を認めている。1月の移籍マーケットでリバプールと契約し、今シーズンは期限付き移籍でそのままレッドスターに留まることになる。

 セルビア次世代のスターは、若手選手育成に定評のあるクロップ監督の下で、さらなる進化を遂げることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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