格下相手の連続ドローにミランOB激怒 ミハイロビッチ監督とテレビ中継内で一触即発に

審判批判を展開する指揮官を、コスタクルタ氏が「疑わしい」と遮る

 今季リーグ戦未勝利のベローナと13日に本拠地で戦い、1-1で引き分けた日本代表FW本田圭佑所属のACミラン。シニシャ・ミハイロビッチ監督は、試合後の記者会見やTV局のインタビューで主審の判定に対する不満を述べているが、OBたちからは集中砲火を浴びている。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が伝えている。

「1つのPKを見逃された。そして、2つのゴールがオフサイドで取り消された。彼が主審をする時はなぜかこうなる。これでは前に進めない」

 衛星放送局「スカイ・スポーツ」の中継内でミハイロビッチ監督はこう語り、主審の判定に対して不満を述べた。しかし、それに反論したのは、スタジオにいたミランOBで現在は解説者を務める、元イタリア代表DFアレッサンドロ・コスタクルタ氏だ。

「私の意見では、それは疑わしい」

 指揮官の発言に被せるようにコスタクルタ氏は遮った。ミハイロビッチ監督が「分からない。何が疑わしいんだ?」と問いかけると、「私の意見では、ミランにPKが与えられなかった判定は正しいものだ」とキッパリと否定した。ヒートアップした指揮官は「メガネをかけるのを忘れたようなことを言わないでくれよ」と注文をつけるが、コスタクルタ氏はメガネを画面に向けてニヤリと笑うなどいたって冷静。同じくスタジオにゲストとして招かれた元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロ氏も、苦笑いを浮かべる始末だった。

 

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