教え子に断たれた昇格の道 C大阪指揮官が語ったJ2最強軍団の”敗因”

2点目を奪えなかったことを悔やむ大熊監督

 C大阪の大熊清監督は6日、J1昇格プレーオフ決勝で福岡と1-1の引き分けに終わり、大会規定により昇格を逃した直後、「選手たちは良く頑張った」と重い口を動かした。1点リードで迎えた後半42分、教え子の福岡MF中村にゴールを奪われ、つかみかけたJ1昇格の切符を逃した。

 敗軍の将は試合直後、慎重に言葉を選びながら”敗因”を語った。

「選手に言ったのは攻守を切らす時間が何回も繰り返す中で、その隙、そのどちらも考えない時間帯に頭と体を切らさないようにと。選手は良くやったし、主導権を握って自分たちのサッカーをやり通してくれたという風に思う」

 そして「最後の最後ですね」と言い、失点の場面を振り返った。

「ほとんど時間がない時に、もう少しコントロールが……守備のバランスという意味では崩れたところもあったかもしれない。ただ、扇原の投入も含めて、安定させながら、もう1点というところを、メッセージとしてピッチの中に入れたという経緯はあった。それが2点目が取れなかった、かつバランスを崩して、ボールの取られ方が悪い中でカウンターを最後に食らってしまった」

 

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