ミラン本田に未来はあるのか? イタリア人番記者が苦境の「背番号10」を一刀両断

「ミハイロビッチは明らかに、本田を煩わしいと感じている」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は11月28日のリーグ第14節、本拠地サンプドリア戦で9試合連続の先発落ちとなった。7試合連続でゲーム終盤での起用となっている「背番号10」は、来年1月に移籍する可能性も報じられる一方、本田自身は残留を熱望する発言を残している。

 リーグ戦での出場機会を手にできていない本田に、ミランでの未来はあるのだろうか。赤と黒の名門を見つめ続ける2人の番記者に、本田の未来について訊いてみた。

 まず1人目の一般紙「ラ・レプブリカ」のエンリコ・クロ記者は、「戦術的、技術的にイエスだ。本田に未来はあると思う。4-3-3か、4-4-2システムで戦力になると思う。彼は昨シーズン、サイドでもなかなか機能した。問題は、あまり監督から信頼されていないことだ」と語った。現在のミランのラインナップでは、出場機会を手にできる実力は十分に持っている。だが、シニシャ・ミハイロビッチ監督の信頼を手にすることができていないと指摘している。

 本田は10月4日に行われた第7節ナポリ戦(0-4)で2試合連続で出番がなかった後、クラブと監督、イタリアメディア、イタリアサポーターへの批判に出た。この発言は、現状の苦境に影響を与えているのだろうか。

「本田は正直な気持ちを話したんだと思う。考えていることを言っただけだ。『試合に出なければ、時間の無駄。僕はプレーしたい、プレーできないなら出て行く』とね。ミハイロビッチは明らかに、本田を煩わしいと感じている」

 

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