元日本代表の松井が仏テロ事件へ哀悼の意 チャリティーTシャツを販売

売上金をパリでの献花に充てる

 元日本代表MF松井大輔は、今月13日に起きた同時多発テロへの哀悼の意を表し、サポート契約を結んでいる株式会社1009とチャリティーTシャツ「La paix」を販売することが決定した。その売り上げ(生産費を除く)を、フランス大使館を通じて現地パリでの献花に充てるという。

 松井は2004年、フランス2部のル・マンへと移籍し、1部昇格の原動力となるなど、チームの主力として活躍した。「ル・マンの太陽」と呼ばれ、その後、サンテティエンヌ、グルノーブル、ディジョンでもプレーするなど、フランスで多くの時間を過ごした。その後、ブルガリア、ポーランドなどでもプレー。14年シーズンから磐田に加入し、今季はJ1昇格にも貢献した。

 テロ事件が発生後、「力になりたい」と今回のチャリティー活動を計画。松井は「2015年11月13日パリ同時多発テロ事件におきまして、犠牲者の方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に対しお見舞いを申し上げます。フランスという地でプレーさせてもらった自分にとって今回の事件はとても悲しい出来事でした。僕自身力になれることは限られてきますが、フランスの方々にエールを送れたらと考えました。この世界から悲しい事件がなくなりますように。醜い争い事がなくなりますように。心から願います」とコメント。自らのキャリアを彩ったフランスへの恩返しの思いを形に変える。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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