ミラン本田が6試合連続の後半出場もボールロスト ユーベに0-1で敗れる

後半39分から左サイドハーフで途中出場 劣勢の中で見せ場作れず

 イタリア注目の大一番は、ユベントスが勝利した。21日に行われたリーグ4連覇中の王者ユベントスとACミランの一戦は、ユベントスが完全にゲームを支配した中、後半20分にFWパウロ・ディバラの決勝点が生まれ1-0の勝利を収めた。ベンチスタートとなったACミランの日本代表FW本田圭佑は8試合連続のベンチスタートとなり、1点ビハインドの後半39分から交代出場したが、チーム全体がほぼボールを持たせてもらえない中に埋没。見せ場を作ることはできなかった。

 この日のユベントス・スタジアムでは、試合前のセリエAアンセムが流れるタイミングで13日に発生したパリ同時多発テロの犠牲者に対する哀悼と連帯の意味を込め、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が演奏された。ユベントスではMFポール・ポグバ、DFパトリス・エヴラ、ベンチのマリオ・レミナの3選手、ミランではFWエムベイエ・ニアング、ベンチのDFフィリップ・メクセスがフランス国籍の選手であるため、国際映像でも大きく映し出され、演奏中、ユベントスの選手たちは大きな拍手を送っていた。

 試合は序盤から高い位置でプレッシャーをかけてゲームを運ぶユベントスと、ゾーンを下げて待ち構えるミランという構図で進んだ。前半20分くらいまでは両チームの狙いが均衡し、最終ラインこそ崩せなかったものの、どちらも前線の選手たちがボールを持つ時間があった。しかし、その後はユベントスが完全にペースを握る展開になり、ミランの前線の選手たちはほとんどボールに触れない時間が流れた。

 前半最大のハイライトは、40分にゴール正面25メートルほどで得たユベントスのFK。MFエルナネスが直接狙ったシュートはミランMFジャコモ・ボナベントゥーラに当たってコースが変わったが、GKジャンルイジ・ドンナルンマが鋭い反応を見せてゴールからはじき出した。両チームとも決定的なチャンスは作ることができず、前半はスコアレスで終了した。

 

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