レギュラー奪還に燃える攻撃的DF ハリルジャパン年内最終弾は「槙野で終わりたい」

6月以来のゴールでアピールを狙う

 槙野はアウェーの満員のスタンドからの歓声にも負けないで戦うことの重要性を説いた。例えば、日本の最終ラインの裏に出たなんでもないロングボールなど、相手のチャンスとは言えないような場面、日本が最終ラインでボールを回している時に相手FWが数的不利で追いかけてくる場面でも、スタンドからの大歓声によってピンチと錯覚してしまう心理状態に陥ることはある。それもまた「アウェーの洗礼」と呼べるものだが、そうしたものに惑わされないメンタルも重要な要素になると語っている。

「3月から始まったハリルジャパンとして、いい仕事をして、みんなで、メンバーは毎回変わる中でも監督の求めることと、その中で良い結果を出した中での年内最後の練習ということだったので、監督から『ありがとう』という言葉があった。明日は最高の試合をして年内を締めくくろうとみんなで話した。この合宿が始まる前、国内組で最初に集まった時も年内最後の2試合で良い結果と良い内容で終わりたいと話していたので、総力戦になると思いますし、結果だけじゃなくて内容も良いものにしたいです」

 勝って笑顔でハリルジャパンの2015年を締めくくる。明るいムードメーカーは、敵地カンボジアのピッチで果敢にゴールを狙う。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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