EURO出場に執念を燃やす34歳のイブラ プレーオフ敗退時は代表引退か

今予選9得点5アシスト デンマーク戦に向け必勝を誓う

 スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、来年の欧州選手権(EURO)の出場権を獲得できなければ代表チームから去る可能性があることを示唆した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

スウェーデン代表は14日に、来年フランスで開催れるEURO出場を懸けた、デンマークとのプレーオフ第1戦を控える。「私のいない大会を見ることなど想像できない」と語るなど、イブラヒモビッチは5大会連続の出場に絶対の自信を見せている。34歳となった今もフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)、そして代表の絶対的支柱として君臨するが、仮に出場権を逃すことになれば、もう国際舞台ではプレーしないとの可能性も示唆している。

「フランスでのEUROには必ず出場したいね。この4年間、フランスでプレーしてきた。私はこれまでスウェーデンの名を世界に知らしめ、今はフランスの名を世界に知らしめた。プレーオフに負けたらすべてが終わりか? どうなるだろう。今それについて聞かれれば、答えは『ノー』だ。でもプレーオフのあとに聞かれれば、『わからない』と答えるよ」

 予選では11試合に出場し、9得点5アシストを記録。34歳のストライカーはいまだ世界最高レベルを維持し続け、スウェーデンの英雄として格別の存在感を放つ。プレーオフの相手であるデンマーク相手に過去得点を奪ったことがないという事実も、「なんの意味もないことだよ」と興味をまったく示していない。チームでプレーオフを勝ち抜き、本大会への切符を勝ち取ることしか頭にはないようだ。

世界のサッカーファンは、このカリスマFWの勇姿を来年以降も国際舞台で見続けることができるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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