メンタル改革に着手するハリル監督 ラグビー日本代表の躍進は「良い例になる」

アジア全体の実力不足を認める指揮官

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、12日のワールドカップ・アジア2次予選の敵地シンガポール戦を前に記者会見に臨み、先月までイングランドで行われていたラグビー・ワールドカップで南アフリカ代表を撃破するなど、躍進を果たしたラグビー日本代表のメンタル面の準備について、ミーティングで強調して話をしたことを明らかにした。

 昨年夏のブラジル・ワールドカップで、アジア勢は決勝トーナメントに進出することができなかった。この質問を受けた指揮官は、アジア全体の実力不足の現状を認めた。

「おっしゃるように、アジアの国々はたいした結果を残せなかった。ワールドカップのレベルにあるチームに対し、アジアの国々は対抗する力をまだまだ持っていないかもしれない。特に日本の前回の試合を見て、次の準備に向けてかなりの情報を得た。まずは予選突破しないといけないが。昨日、選手たちに話したが、どのような分野で向上しなければいけないか、どこで向上できるか完璧に把握しているつもりだ。それはフィジカル、タクティクス、メンタルであり、テクニックもそうだ」

 アルベルト・ザッケローニ前監督が率いたチームはグループリーグで1勝もできずに大会を去った。日本代表が強化すべきポイントは、フィジカル面、技術面、精神面、そして技術面。競技に関わるすべての部分で改善の余地があるとハリル監督が指摘している。

「とにかくスピードを持ってやること、プレーのスピード、特に前に向けたスピードがあれば、どのような国のディフェンスでも崩せるのでそれを向上させたい。それは二段階あるが、それをトレーニングしないといけない」

 

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