ミランで先発落ちの本田にハリル監督が厳命 「トレーニングをもっとしてほしい」

6試合で出場18分のエース 特例で招集か

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、リーグ戦6試合連続で先発落ちと試練に直面しているACミランのFW本田圭佑を、11月のワールドカップ・アジア2次予選シンガポール戦とカンボジア戦の2試合に、エースの“特権”で招集した。クラブでの出場機会を代表選出の大前提と再三強調していた指揮官は、「トレーニングをもっとしてほしい」と本田に注文を付けている。

 ミランでは4試合連続で試合終了直前の顔見せ程度の出場に終わっている本田だが、指揮官はFW枠の7選手の筆頭として選出した。

「プレーはそこまでできていないけれど、コンタクトは毎日のように取っている。トレーニングをもっとしてほしい。今、競争はかなり高まっている。それをやるだけのクオリティは持っています。トレーニングを続けてほしい。自分のレベルをキープしなければいけない」

 出場機会よりも、練習により取り組む姿勢を指揮官は要求していた。ダンディー・ユナイテッドへの加入合意が決まった川島永嗣は様々なクラブで練習参加を続けながら、コンディション維持に必死になっている。それでも6月のシンガポール戦以降、代表招集を見送られている。指揮官は「できるだけ早くプレーしてほしいと思う。そうしないとA代表には入れません。レベルとパフォ-マンスが良くなければ、A代表には入れません」と語っていた。

 出場機会と高いレベルのパフォーマンスを大前提としているが、本田は9月27日のジェノア戦以降、リーグ戦6試合でアディショナルタイムを除き、合計18分しかプレーしていない。それでも指揮官は、日本代表の主力として期待する本田に関しては、特例招集に踏み切った様子だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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