5年前とは異なる風景 “シンデレラガール”が27歳最後の日に手にした勲章

“時の人”有吉はリーグでも躍動

 なでしこジャパンDF有吉佐織にとっては大ブレークを果たしたシーズンで、クラブでのタイトルを勝ち取った。日テレ・ベレーザは31日のジェフ千葉レディース戦に2-0で勝利し、なでしこリーグ1部エキサイティングシリーズを制覇。有吉はスタメンフル出場でチームの勝利に貢献した。
 「とにかくうれしいです。今日しっかり勝って優勝を決めようと話していたので、2点取れて守備も無失点で抑えることができたので、試合の内容も結果もすべて良かったと思います」と、喜びを語った。
 今季は6月から7月にかけて女子ワールドカップ・カナダ大会が行われ、なでしこジャパンは準優勝を果たした。有吉は、決勝トーナメント1回戦オランダ戦で自身のなでしこジャパン初ゴールとなる先制点をマークすると、準決勝のイングランド戦ではベレーザのチームメートであるMF阪口夢穂のロングパスに抜け出し、先制PKを得る突破を見せた。その活躍ぶりに、大会全体の最優秀選手候補にも選出。帰国後には、普段の職場にもメディアが取材に訪れるなど、時の人となった。
 日体大時代には“キング”の愛称で呼ばれたストライカーだったが、2010年にベレーザに加入してからはサイドバックにコンバートされた。豊富なスタミナと強靱(きょうじん)なフィジカルを生かし、なでしこジャパンの主力に定着するまで成長。それでも、点取り屋の本能は体に残っている。年間優勝の懸かったこのエキサイティングシリーズでは、初戦のベガルタ仙台レディース戦でドリブル突破から先制ゴール。チームに大きな勢いを与えた。

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