GK大国イタリアに新星誕生 名門ミランの「ブッフォン2世」がセリエAのGK最年少出場記録を達成

16歳242日でデビューした逸材ドンナルンマ

 GK大国と言われるイタリアに、新たなスターが生まれようとしている。25日のACミラン対サッスオーロの一戦で、名門ミランの先発GKに名を連ねたのは16歳のジャンルイジ・ドンナルンマ。16歳242日でのデビューは、セリエA史上GKスタメン出場の最年少記録となった。

 その記録の前保持者こそ、37歳となった今もイタリア代表とリーグ4連覇中の名門ユベントスで正守護神を務めるジャンルイジ・ブッフォンだ。ちょうど20年前になる1995年、当時パルマに所属していたブッフォンは11月19日に17歳295日でデビュー。奇しくもこの時の対戦相手は、ファビオ・カペッロ監督が率いたミランだった。

 2人が同じ「ジャンルイジ」というファーストネームを持つことからも、ドンナルンマは“ブッフォン2世”としてイタリアでも注目を浴びる存在だった。

 昨季、15歳にしてトップ登録されたドンナルンマは、今季プレシーズンマッチのレアル・マドリード戦でフル出場し、PK戦までもつれ込む接戦を経験した。そして、今月21日の親善試合ベルルスコーニ杯のインテル戦でも先発フル出場。1失点こそしたものの、ビッグセーブもあり上々の評価を得ていた。そして、このサッスオーロ戦でスタメンのチャンスを掴んだ。

 

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