香川と武藤がブンデス初対決! ドルトムントがマインツを破り4戦ぶり勝利

香川、武藤とも先発し後半38分までプレー

 現地時間16日、ドイツ・ブンデスリーガのマインツ対ドルトムントがマインツの本拠地コファス・アリーナで行われた。試合はリーグ3試合で白星から見放されていたドルトムントが、2−0で勝利した。ドルトムントの日本代表MF香川真司、マインツのFW武藤嘉紀は先発出場し、両者ともに後半38分に途中交代でピッチを後にした。

 試合が最初に動いたのは、前半18分だった。高い位置で右サイドのMFムヒタリアンが素早い出足から相手DFのパスをカットし、このボールをゴール前へつなぐと、走り込んだ香川がスルーしてFWオーバメヤン、そして左サイドのロイスへスムーズにボールが渡る。ドイツ代表MFは、これを左足で冷静に流し込み、ドルトムントが先制した。前線からの積極的なプレッシャー、そして香川、ムヒタリアン、ロイス、オーバメヤンからなる最強カルテット「ファンタスティック4」が絡み合って生まれた、ドルトムントらしい得点だった。

 後半2分にオーバメヤンが得たPKをロイスが失敗するなど、なかなか追加点を奪えなかったドルトムントだったが、終盤に突き放す。後半37分、オーバメヤンが左サイドからエリア内に侵入すると、中央へ走りこんだムヒタリアンへラストパス。アルメニア代表の26歳は、GKをかわして貴重な追加点をゲットした。

 ブンデスリーガ記録となる9試合連続得点の期待がかかったオーバメヤンはこの日ゴールを奪えなかったものの、2アシストをマークする活躍を披露。ロイスにも第2節以来の得点が生まれた。リーグ戦では前節バイエルン・ミュンヘンに1−5で大敗するなど、2分1敗と嫌な流れが続いていたが、これを断ち切る勝利となった。

 首位バイエルンは全勝をキープするなど、その背中は遠いものの、復調の気配を見せたドルトムントが逆襲に向けて、4試合ぶりの白星を手にした。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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