バルサSDがオランダ戦視察 目当ては5億円で獲得可能なファン・ペルシーか

補強費に制限のあるなかでは魅力的な人材

 スペイン地元紙「ムンド・デポルティーボ」は、バルセロナのロベルト・フェルナンデスSDが、13日の欧州選手権予選オランダ対チェコ戦を視察に訪れた件で、元プレミアリーグ得点王FWロビン・ファン・ペルシーの動向を注視し、獲得の可能性を探っているのではと報じている。

 今季からトルコの強豪フェネルバフチェでプレーするファン・ペルシーだが、ベンチ暮らしが続くなど、初挑戦の舞台で苦しんでいる。さらに、覇気のないウォーミングアップ姿や、試合中に味方が喜ぶ中で一人ベンチに座り込んで険しい表情を浮かべる姿がクローズアップされていた。

 その苦境に追い打ちをかけるように、チェコ戦では痛恨のオウンゴールを献上。結局、これが決勝点となり、オランダは2-3で敗戦。8大会ぶりに欧州選手権本大会への切符を逃していた。

 レポートによれば、ファン・ペルシー獲得のために必要なコストは350万ユーロ(約4億7250万円)とのこと。FIFAから補強禁止処分を科された影響で、2016年1月まで新戦力の登録が不可能なバルセロナは、移籍マーケット再開と同時に獲得できる選手を探し求めている。しかし、UEFAのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触する可能性がある問題で、補強に使える金額はわずか1000万ユーロ(13億円)という報道もある。そこで実績十分だが32歳と高齢で、移籍金を比較的安く抑えられるこのベテランストライカーに目をつけたようだ。

 

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