ハリル体制6試合無失点 代表で無傷もサウサンプトンでベンチ危機の吉田が直面する中東の試練

FIFAランク上位のイランとの完全敵地の決戦

「前線に何人か良い選手がいて、フルハムでやっていた選手もいる(アシュカン・デジャガー/現アル・アラビ)。守備はよりコレクティブに、オーガナイズしないといけない」
 こう語った吉田自身はサウサンプトンで現在苦境に立たされている。9月20日のマンチェスター・ユナイテッド戦で2失点に絡み、クーマン監督に名指しで糾弾された。その後のリーグ戦で9月26日のスウォンジー戦は出番なし。10月3日のチェルシー戦は試合終了間際にわずかながらの出番がやってきた。2試合はいずれもチームは3-1勝利を挙げており、クラブで今後も苦境が続く可能性がある。それだけに、8日のシリア戦に続く、超満員となることが予想される完全敵地のアザディスタジアムで行われるイラン戦は吉田にとっては大事な実戦の場となる。
 今回のイラン代表には、昨年のブラジル・ワールドカップで1得点を決めたFWレザ・グーチャンネジャード(チャールトン)は招集されていない。それでも、吉田と日本のDF陣にとっては、親善試合で久しぶりに有意義で、痺れるような90分間を過ごすことになりそうだ。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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