「永久追放」が決定! 選手が隠し持ったカミソリ刃で相手攻撃、試合で前代未聞の事件

アメドスポルの33歳MFマンスール・カラールの「永久追放」が正式決定した【写真:Getty Images】
アメドスポルの33歳MFマンスール・カラールの「永久追放」が正式決定した【写真:Getty Images】

トルコ3部でアメドスポルの33歳MFカラールが相手選手を切り付ける事件が発生

 3月2日に行われたトルコ3部リーグ第24節アメドスポル対サカリヤスポル戦で、アメドスポルのトルコ人選手がキックオフ直前に隠し持っていたカミソリの刃で相手選手たちの首や腕などを切りつける衝撃の事件が発生し、当該選手の「永久追放」が正式決定した。

 驚くべき事件は、アメドスポルの33歳MFマンスール・カラールが手にカミソリの刃を隠し持っていたことに端を発する。

 両軍が試合前に整列した際にすでに忍ばせていたとみられ、整列後にサカリヤスポルのDFフェルハット・ヤズガンの背後を通り過ぎる際、カラールは相手の臀部付近に手を押し当てる仕草を見せ、ヤズガンは驚いた反応を見せていた。また両軍の選手が入り乱れたなか、カラールがヤズガンの首に手を添えた際に切りつけたようだ。報道では、他の選手の腕や顔などにも傷をつけたと伝えられている。

 トルコのテレビ局「Aハベル」は「トルコのプロサッカー懲戒委員会は、対戦相手に対する攻撃を見せたマンスール・カラールを永久追放」と伝えている。またメキシコメディア「Aristegui Noticias」は「人生を懸けたカット」と報じている。

 被害を受けた選手たちが切り付けられた患部の写真を公開して注目を集めた事件は物議を醸していたが、カラールの行為は大きな代償を支払う形となったようだ。

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