「自分の特長が出る相手」 難敵シリア戦へ、“ポスト長谷部”の決意

長谷部の後継者を確立すべき時期に

 守備力が発揮できるボランチの先輩格であり、日本代表で長く主将を務める長谷部は現在31歳。今季のフランクフルトでも主力として継続的にプレーするなど、まだまだ老け込むような年齢ではないが、ハリルジャパンの最大目標である2018年ロシアワールドカップでは34歳になる。10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会を支えてきた経験は捨てがたいが、そろそろ後継者を確立すべき時期にきているのは間違いない。

 長谷部自身も、今季は所属するフランクフルトでボランチではないポジションで起用されることも多く、3日の昇格組インゴルシュタットとの一戦では、スタメン出場しながら後半12分で交代。チームも0-2と敗れている。「ポスト長谷部」を考えれば、その筆頭候補は山口だと言えるだろう。

 中立地オマーンで迎える大一番は、C大阪の下部組織から育ってきた生え抜きの“浪速のダイナモ”にとって、ハリルジャパンで飛躍を遂げるターニングポイントになるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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