乾加入のアラベス、J2鹿児島との業務提携に現地メディア注目 “第2の乾”発掘を狙う?

アラベスの乾貴士【写真:Getty Images】
アラベスの乾貴士【写真:Getty Images】

アラベスの担当者は鹿児島や九州全体の市場規模の大きさに着目

 日本代表MF乾貴士が新天地として移籍したアラベスは、2016-17シーズンにはスペイン国王杯準優勝、リーガ・エスパニョーラ1部もここ2年連続で残留を果たし、今季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏争いを繰り広げている。

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 バスク地方のクラブとして存在感を示すとともに、乾の加入で日本のサッカーファンにも馴染みのある名前となりつつあるアラベスだが、今年からJ2に昇格した鹿児島ユナイテッドとの業務提携を結んでいる。それについて地元メディア「noticias de Alava」が特集している。

 記事によると、アラベスが取り組んでいる経営の一つのアイデアは、そのクラブ経営モデルの他国への“輸出”。それは日本の鹿児島ユナイテッドとの5年間の契約に象徴されている。経営を支援するコンサルタント的な立場で、計300万ユーロ(約3億8000万円)の収入がアラベス側にあるとしている。また、クラブ担当者も次のように話しているという。

「ビジネスの中に含まれるが、我々としてはその地域に才能を発掘する組織を所有することになるので、スポーツ的な側面も乗っている。我々としては才能の発見や経済的にも収入を生み出せるため、強豪への一歩にできる可能性が高まる。また、アラベスというクラブの国際化も進めるなかで認知度もさらに上がり、実りある側面になるだろう」

 同担当者は「日本は野球の国だが、若い世代はフットボールに興味を示している。以前は選手のファンが多かったが、今やプレーする人も多い」と、人口56万人の鹿児島市内、そして九州全体の市場規模の大きさにも着目しているようだ。

 乾の加入によって知名度が高まったアラベスが、次世代の日本人選手発掘を鹿児島の地で進める――。そのプロジェクトが進めば、日本とスペインをつなぐ重要な架け橋となり得る。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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