ストライカーの使命を継ぐ武藤 ブンデス初アシストも「得点がほしい」

2得点に絡む活躍で勝利に貢献

 マインツは2日、ブンデスリーガ第8節ダルムシュタット戦を敵地で戦い、3-2と勝利を収めた。
 この日、武藤は1トップで先発出場。チームが1点を先制して迎えた前半24分、くさびを受けた武藤はこのボールをワンタッチで正確に落とし、MFユヌス・マリのボックス手前からのファインショットを導く。武藤にとってはブンデス初アシストとなる一撃で、マインツが2-0とリードを広げた。
 その後、同点に追いつかれたマインツだったが、後半19分、中央にドリブルで切れ込んだマリからのパスにエリア内で反応した武藤が、相手DFの間隙を突いてGKと1対1の場面を迎える。バランスを崩しながらのシュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球をMFパブロ・デ・ブラシスが押し込み、勝ち越しに成功。その後、武藤は後半38分に途中交代した。
 試合後、2ゴールに絡む活躍で勝利に貢献したことに安堵の表情を浮かべた武藤だったが、得点を奪えなかったことには悔しさを滲ませた。
「今日は自分自身のプレーを含め、正直あまりうまくいかなかった。相手と波長が合ってしまったというか、逆を突いたつもりが同じ方向に向かってしまうだったり。そういう日もあるのかなと思うが、とにかく勝てたことが良かった。それでも、自分は得点がほしい」
 今夏、レスター・シティへ移籍したFW岡崎慎司の後任を担う武藤は、サポーターから喝采を浴びた前任者と同様に、エースとして、ゴールで観衆を沸かすことを望んでいる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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