見えないライバル

　一方で、バヒド・ハリルホジッチ監督はGKのメンバー発表の際に「川島のことは忘れていない。コンタクトを続けているし、メンタルを回復してもらうために電話もしている」と口にした。まさに、見えないライバルがそこにいるということが言えそうだ。

　浦和では、リーグ鹿島戦で何度となく決定的なピンチを迎える中、ファインセーブを連発。チームを敵地での勝利に導いた。代表合流前の最終ゲームとなる3日の鳥栖戦に向けて「リーグ4連勝と無失点を達成して、代表期間を迎えたい」と意気込んだ。

　日本代表の正守護神争いで盤石のポール・ポジションを奪取するために。笑顔がトレードマークの守護神が、無失点にこだわりゴールマウスに君臨する。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images