日本は「首をかしげるほどの内容」 韓国紙が支配率23.7%でのサウジ戦勝利を疑問視

DF冨安のゴールで先制するも、サウジアラビアに押し込まれる苦しい展開が続いた【写真:AP】
DF冨安のゴールで先制するも、サウジアラビアに押し込まれる苦しい展開が続いた【写真:AP】

冨安のA代表初ゴールの1点を守り切るも、最後まで守勢に回った戦いぶりに言及

 森保一監督率いる日本代表は、21日のアジアカップ16強でサウジアラビアを1-0で下し、ベスト8に駒を進めた。前半20分にDF冨安健洋(シント=トロイデン)のA代表初ゴールで先制するも、サウジアラビアに押し込まれる苦しい展開が続き、ボール支配率はわずか23.7%。守勢に回った戦いぶりに、韓国メディアは「首をかしげるほどの試合内容だった」と報じている。

 日本は序盤からサウジアラビアに攻め込まれ、守備ブロックを形成して受けに回った。前半12分には右サイド深くにボールを運ばれ、MF原口元気(ハノーファー)が相手と入れ替わられると、そのままクロスを供給される。これはDF長友佑都(ガラタサライ)がヘディングでクリア。こぼれ球に反応したMFアブドゥルアジズ・アルビシに強烈なシュートを打たれたが、ゴール前に立ちふさがったDF吉田麻也(サウサンプトン)が顔面ブロックで防いだ。

 前半20分、ついにスコアが動く。左コーナーキックを獲得した日本はMF柴崎岳(ヘタフェ)が正確なボールをゴール前に送ると、相手DFに競り勝った冨安が頭で合わせて先制ゴールを奪った。

 その後は再びサウジアラビアに押し込まれる時間が続いた日本。それでも、吉田や長友らの体を張った守備でピンチの芽を摘み、冨安が挙げた1点を最後まで守り切った。

 ボール支配率は日本の23.7%に対し、サウジアラビアは76.3%。シュートも5対15と大差をつけられた。過去2大会にも出場した長友は試合後、「今までないんじゃないですか、ここまで握られるのは」と率直な感想を述べている。

 韓国スポーツ紙「スポーツ韓国」は、劣勢を強いられた日本の戦いについて、「8強進出に成功したが、首をかしげるほどの試合内容だった」と言及。「23.7%のボール支配率とシュート数5対15が物語るように、結果的に守勢に追い込まれたなかで収めた勝利だったからだ」と、スタッツと試合結果に開きがあったことを間接的に指摘している。日本が準々決勝で対戦するベトナムを指揮するのが韓国人のパク・ハンソ監督ということもあって、韓国メディアも日本の戦いはグループリーグ以上に気にかかるようだ。

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