出番なしのミラン本田に朗報!? 指揮官がボナベントゥーラのトップ下固定再検討を明言

ボランチからシフトも数的不利でトップ下で躍動できず

 ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、27日の敵地ジェノア戦で0-1で敗北後、日本代表MF本田圭佑の代わりにトップ下で先発したMFジャコモ・ボナベントゥーラのトップ下継続起用について再検討する方針を明らかにした。第2節エンポリ戦以来、4試合ぶりに出場機会のなかった本田の定位置復帰に前向きな姿勢を示している。
 前半DFアレッシオ・ロマニョーリが2枚目のイエローカードを受け、数的不利となった敵地決戦後、指揮官は憮然とした表情を浮かべていた。
「セットプレーで、ボールの方向が変わって失点したがもっとできたはず。前半はよかった。よりバランスがとれていたが、選手が退場した。もっとできたはずだった。後半は10人になって、もっと狡猾さを増して決定機を作っていたが、ゴールが決まらなかった。勝てば順位が上がったのに、勝ち点が取れずに、残念だった」
 今季左ボランチで活躍していたボナベントゥーラはトップ下を務めたが、ジェノアのタイトなプレッシャーに苦しみ、前線に効果的な配球は届かなかった。数的不利の後半は2トップ下のポジションを削り、ボランチに戻った。
 「ボナベントゥーラはトップ下かボランチのサイドか?」という質問に、セルビア人指揮官は「試合毎に常に良ければいいが、良くなければ…」と言葉を濁した。この日のボナベントゥーラのプレーに満足そうな素振りは見せなかった。

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