募る自責の念 PSVのDFが負傷させたショーに謝罪

「彼と彼の家族に悪いことをした」

 PSVのDFエクトル・モレノは、UEFAチャンピオンズリーグのPSV対マンチェスター・ユナイテッドの一戦で、ルーク・ショーに強烈なタックルを見舞い、負傷退場させた。その試合後、モレノは深い反省とともに、謝罪の言葉を本人と、その家族に向けて送った。英地元紙「ガーディアン」が報じている。
 モレノは前半15分、スピードに乗ったドリブルでエリア内に侵入したショーにスライディングタックルを仕掛けた。モレノの足は確実にショーの足を捉えており、映像で確認しても、ショーの足があらぬ方向へと曲がっていることが確認できる。ショーは腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ )を骨折していると見られている。
「何が起きたのか分からなかった。(タックルの瞬間は)覚えていないけど、このアクシデントに関わった一人としてとても後悔している。本当に申し訳ない」
 ショーの治療のため、試合は10分ほど中断した。その後、酸素マスクを施されたショーがピッチを後にする際、同選手の早期回復を願う両チームのサポーターから拍手が送られた。当事者のモレノも謝罪の言葉を並べる。
「最初はファウルじゃないと思ったよ。ボールにいったと思っていた。でも、今はもうファウルかどうかは関係ない。彼(ショー)と彼の家族に悪いことをした」

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