ハリルジャパンの閉塞感に風穴を開ける切り札に 原口の示す可能性とは

「7、8分で結果を出さないといけない」

  3日のワールドカップアジア二次予選カンボジア戦で後半38分から交代出場したMF原口元気(ヘルタ・ベルリン)は惜しいシュートが一本あったものの、悔しいノーゴールに終わった。浦和レッズ時代に慣れ親しんでいた埼玉スタジアムのピッチ、FWにかつての先輩、興梠慎三がいるというある種の懐かしさを感じさせるような状況下だったが、ゴールで回答とはならなかった。
「チャンスはあった。結局、今与えられる時間は短い。7分か8分の中で結果を出さなくてはいけなかった」
 ノーチャンスであったわけではなく、短い時間でも自分のプレーを表現する時間は与えられた。その中で結果を示せなかったことを原口は悔やんでいた。
 原口について、バヒド・ハリルホジッチ監督は「中盤の選手だと思っている。ディシプリン(規律)と運動量がある。ミドルシュートがあり、ペナルティーエリアの中に入っていく存在感がある。ドリブルもシュートもあり、色々なポジションでやらせてみたい」と、メンバー発表時の記者会見で大きな期待を懸けていた。

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