口撃こそ我が人生 モウリーニョがユベントス監督を挑発

「アッレグリはオスカルとラミレスのことばかり話題にしていた」

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はその巧みな話術と鋭い舌鋒で、これまで多方面に戦線を拡大させてきた。そして、その戦火の拡大はイタリアに及んだ。今度のターゲットは、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督だ。イタリアサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
 23日にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとの対戦を控えるモウリーニョ監督は、記者会見の席上で獲得を目指していると報じられたユベントスのフランス代表MFポール・ポグバに関する質問をされると、こう切り出した。
「ユベントスの選手について話せることはないよ」
 これだけなら、移籍報道の渦中にある対象の選手に対しての質問に対する、監督の常とう句だ。しかし、この後に攻撃的な言動を付け加えるのがモウリーニョ節だ。
「この夏の間、アッレグリがオスカルとラミレスのことばかり話していたのは知っている。同じことはしたくないね」
 今夏の移籍市場がスタートして以来、トップ下の獲得を目指すユベントスの最大のターゲットがチェルシーのブラジル代表MFオスカルだと言われてきた。また、同じくブラジル代表MFラミレスも獲得候補として報じられたことがあった。今回はユベントスの選手がチェルシーのターゲットになったと報じられた状況の中、意趣返しを仕掛けた格好だ。
 また、同じく渦中にあるエバ・カルネイロ女医に関する質問には「重要なことではない」と一蹴。開幕2試合でイタリア方面への攻撃を仕掛けた一方で、自らはきっちりとガードを固めていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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