ミラン本田の激化する定位置争い 指揮官がメネズのトップ下起用を明言

復活した昨季チーム得点王

 ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は16日、イタリア杯ペルージャ戦前日記者会見に臨み、椎間板ヘルニアの手術から復帰直後の昨季16得点を決めたFWジェレミー・メネズを緊急招集することを明言した。「重要な選手」と評価し、今季トップ下として計算していることも明らかにした。主力組の同ポジションでテストされてきた日本代表FW本田圭佑にとっては、定位置を争う強力なライバルとなりそうた。
 昨季終了後にリバプール移籍のうわさも浮上したアタッカーは、今季チーム始動直後に背中にメスを入れた。チームの全体練習に合流したばかりでコンディシ ョンは万全ではない。だが、ミハイロビッチ監督の信頼は厚かった。8月23日のセリエA開幕戦のフィオレンティーナ戦で起用するのか、という質問にも毅然(きぜん)と言い放った。
「招集する、明日も招集する。ただ向上するだけの状態。コンディションの仕上がりは遅れているが、それはノーマルなこと。重要な選手。明日調子が良ければ、20分、30分プレーさせる。今季の戦術ではトップ下か、セカンドストライカーとしてプレーさせる」
 開幕戦に向けてコンディションを高めるために、ペルージャ戦でもメネズを起用したい方針を打ち出した。チームは4-3-1-2システムを一貫してテストしてきた。トップ下には本田が入っており、指揮官は日本メディアへの取材に先発起用する方針を口にしたが、これはリップサービスだったのだろうか。

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