東アジア最下位の屈辱をバネに レッズ槙野が両親に年間王者奪回弾を捧げる

後半13分に右足で決勝弾決める

 16日、浦和は埼玉スタジアムで湘南と対戦し、1-0で勝利した。その決勝ゴールを決めたのが、日本代表DF槙野智章だった。0-0で迎えた後半13分、浦和の攻撃が右サイドを切り崩すと、逆サイドからオーバーラップしていた槙野がMF関根貴大が送ったパスに反応。右足でゴールを射抜いた。これが、貴重な決勝ゴールになった。
「仕事は守備だけでなく、攻撃でも存在感を発揮しろと(ミハイロ・ペトロヴィッチ)監督にも言われている。ゴール前に飛び込んでいくのが僕の姿勢」と、槙野は語った。自らをディフェンダーとフォワードを合体させた「DFW」という言葉にするほど、攻撃への意欲を見せる持ち味を発揮してみせた。
 この日の槙野には、心強い応援団が駆けつけていた。両親に加え、兄夫婦とその子供たちも埼玉スタジアムに試合観戦に訪れていたのだ。その目の前で鮮やかな決勝ゴール。その喜びを側転して大きなガッツポーズで表現した。

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