浦和監督、10戦7得点のFWファブリシオは“今季絶望”と明言 「穴を埋めなくては…」

浦和FWファブリシオ【写真:Getty Images】
浦和FWファブリシオ【写真:Getty Images】

C大阪戦で負傷交代、オリヴェイラ監督も離脱を嘆く

 浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督が、1日のセレッソ大阪戦で負傷したブラジル人FWファブリシオの今季中の復帰は難しいとの見解を示した。

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 ファブリシオはC大阪戦の試合開始4分で、左サイドに展開されたボールを追いかけて中央に折り返そうとした際、左膝を痛めた。試合続行はできず、FW李忠成との交代となっていたが、その負傷は重いものだった。

 浦和はファブリシオの負傷を左膝靭帯損傷とし、オリヴェイラ監督は記者会見でその状況をこう話した。

「今季はプレーできないだろう。今後、やらなければいけないのは穴を埋めること。チームにとって不可欠な選手になってきたところで、こうなってしまった。今後に向け、チームの準備をしていかなくてはいけない」

 浦和によると、ファブリシオは子供が生まれたこともあり、当初から代表活動によりリーグ戦が中断されるこの時期に一時帰国する予定だったが、今もブラジルに戻ったままになっているという。

 今季の浦和は元スロベニア代表FWズラタンが腰の負傷で現在もリハビリ中であり、オーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトも右肩の負傷から復帰できていない。それに続き、外国人アタッカー3人目の離脱者となってしまった。

 C大阪戦では途中出場の李が先制ゴールを決める活躍を見せたが、7月の加入後から公式戦10試合7ゴールと爆発力を見せていたファブリシオの離脱は、浦和にとって大きな痛手になってしまった。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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