なでしこ岩渕、4強もスーパーサブ出動へ 「マナドーナ」が再びキラーになる

佐々木監督は「彼女はキラー」と絶賛

 右膝の故障に苦しみ続け、大会前にもメンバー入りが危ぶまれるほどの危機的状況だった自分自身を支えた人たちに恩返しの気持ちをフィールド上で表現するつもりだ。1次リーグ3試合目のエクアドル戦で試合に出られるコンディションに戻った“マナドーナ”の出番はスーパーサブだという。
 「また途中からになると思いますけど、良い準備をしてチームにアクセントだったり、いい効果を与えられるように準備していきたいです」
 右膝に不安を残す岩渕は、終盤の重要な局面での途中出場に向け心を整えていた。スーパーサブ岩渕に、佐々木則夫監督は最大の期待をかけている。
 「彼女はゴール前の仕掛けやパンチ力のあるシュートを持っている。あの時間、オーストラリアの疲労がたまった中で彼女はキラーな選手になる」と語ったように、準々決勝では疲労困憊なオーストラリアの息の根を止め、まさにキラーとなった。
  イングランドについては「4年前も負けてますし、裏に一本と言うか、スピードがあるチームという印象。でも、個人的には相手どうこうというより、自分が入る時間帯だったり自分ができるプレーっていうのをいつも出そうと思っています。どういう状況で入るかわからないですけど、自分らしくプレーしたい」と相手に惑わされず自分のスタイルを貫くつもりだ。
 「チームとして、あと2試合上を目指して戦わなければいけない。そういうところでパフォーマンスを全員で上げられたらいいと思う
 連覇へ向けた大一番。好調のマナドーナが再びキラーと化し、イングランドに襲い掛かる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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