岡崎同僚チリ代表DF、カバーニへの性的挑発でマインツ追放へ

強化部長激怒「我々は許容できない!」

 チリ代表DFゴンサロ・ハラは、ウルグアイに1-0で勝利した南米選手権準々決勝で相手FWエディンソン・カバーニを性的挑発で退場に追い込むことに成功した。だが、所属するマインツは一連の行為に激怒。この夏の移籍市場で放出する可能性が高まったと、地元紙「ビルト」が報じた。
 24日に行われた準々決勝で、カバーニは後半18分、ハラの顔を押したことで2枚目の警告を受けて退場となった。だが、主審は見逃していたが、ハラが直前に耳元で囁きながらカバーニのお尻に指を押し込んでいるシーンがテレビカメラに克明に映されていた。そして、ハラが大げさに倒れこんだ際も、大きな接触はなかった。
 エースの退場で数的不利に陥ったウルグアイは粘り強く戦い続けたが、後半36分にチリDFマウリシオ・イスラに決勝点を奪われて敗退。また、終了間際にさらなる退場者を出し、オスカル・タバレス監督まで退席処分となるなど、後味の悪さを残した。
 ホスト国は勝ち上がることに成功したが、ハラの所属先であるブンデスリーガのマインツは激怒していた。強化部長のクリスティアン・ハイデル氏はこう激怒していたという。
「オファーが来たら、彼は移籍できることを知っているはずだ。我々はあれを許容できない。あれは私を怒らせる結果になった。私は演技が何よりも嫌いなんだ!」
 マインツはプレミア移籍間際という日本代表FW岡崎慎司に加え、FC東京の武藤嘉紀が移籍予定と日本人にとってなじみのあるクラブ。ライバルをピッチから追い出すことで、ホスト国の4強進出に貢献したハラだが、マインツからは追放危機に直面している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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