カシージャスとモウリーニョの因縁再び チェフの移籍巡って対立か

スペシャル・ワンの方向転換が影響

 レアル・マドリードのスペイン代表GKイケル・カシージャスは、かつて確執が表面化していたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督にアーセナル移籍をつぶされたと、疑惑の視線を向けているという。スペイン地元テレビ番組「エル・チリンギート」が報じている。
 レアルがマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘア獲得交渉を進める一方で、レアル一筋でゴールを死守してきたカシージャスを放出しようとしている。その守護神は、水面下でプレミア3位のアーセナルと、移籍交渉を進めてきたという。だが、アーセナルはチェルシーのチェコ代表GKペトル・チェフ獲得で完全合意に達し、週明けに予定されているメディカルチェックの結果を待つのみという状況となっている。
 カシージャス側は、モウリーニョ監督による、交渉の邪魔立てがあったと疑っているという。同指揮官は、チェフをパリ・サンジェルマンなどプレミアリーグ以外のチームに放出することを求め、同じロンドンを本拠地とするアーセナルへの移籍に難色を示していた。交渉過程では、交換要員としてイングランド代表FWアレックス・オックスレード・チェンバレンなど、ホームグロウンプレーヤーを供出することを求めていた。
 だが、ロンドンでの生活にこだわりを見せたチェフの願いを聞く形で、アーセナル移籍は1090万ポンド(約20億円)の移籍金のみで完全合意に達した。チェフのガナーズ移籍を円滑に進めた「スペシャル・ワン」の方向転換こそが、カシージャスには妨害と映っているのだろうか。
 モウリーニョ監督は2010年から13年までレアルで指揮を執ったが、この際にカシジャスを外して現在ACミランのGKディエゴ・ロペスを正守護神としたことで関係が悪化。カシージャス自身も、監督との確執を認める発言をしていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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