ミランブランド失墜 補強候補のトルコ代表MF「選択肢にない」

真っ先に候補から除外されたミラン

 日本代表FW本田圭佑の所属するACミランが移籍市場で壊滅的な惨敗を喫している。コロンビア代表FWジャクソン・マルティネス、フランス代表MFジョフリー・コンドグビアはクラブ間で移籍合意後にライバルチームに奪われてしまった。ベルギー代表MFアレックス・ヴィツェルもミラン移籍を拒否したと報じられる中、獲得に乗り出しているアトレチコ・マドリードのトルコ代表MFアルダ・トゥランもミラン移籍に興味を示していないことが明らかになった。スペイン地元紙「AS」が報じている。
 ミランは今季10位に終わったリーグ戦に続きオフシーズンも大苦戦を強いられ、移籍市場でも連敗街道を突き進んでいる。マルティネスはアトレチコ・マドリードに、コンドグビアは宿敵インテルに土壇場で奪われた。仕切り直しでオファーを出したゼニトのMFヴィツェルも地元紙で合意と報じられたが、ベルギー代表の実力派ボランチはミラン移籍を拒否したと新たにリポートされている。
 移籍市場における不手際が目立つミランの強化責任者アドリアーノ・ガリアーニCEOだが、悪夢はまだ終わらないようだ。獲得に乗り出しているトゥランの代理人アーメット・ブルト氏は「彼の思いはこの夏にスペインを去ることだ。彼の希望は移籍し、プレミアリーグでプレーすること。キャリアでその道を歩みたいと考えている。現在3チームと交渉しているが、クラブ名は明かせない。イングランドと欧州で最高のクラブであるということは言える」と語ったという。
  28歳のトルコ代表は2011年にガラタサライから加入。昨季は32試合出場で、2得点4アシストという成績だった。そして、代理人が移籍先候補から真っ先に除外したのはミランだった。
 「ミランとパリ・サンジェルマンが彼に興味を持っている6クラブの中の2つであることは真実だ。だが、イタリアのチームは我々の選択肢に存在しない。彼らは来季チャンピオンズリーグを戦わないからだ。パリ行きの可能性はあるが、アルダはイングランドでプレーしたい希望を持っている」
 移籍市場で不人気ぶりを露呈しているミラン。ブルト氏のコメントは、欧州の舞台から2年連続で遠ざかった名門のブランドの失墜を印象付けるものとなった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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