バルサ会長選出馬のラポルタ氏、元フランス代表アビダル氏の入閣を明言

2度の手術を乗り越えたOB

 バルセロナの次期会長選挙に立候補しているジョアン・ラポルタ氏が22日、出馬表明の演説を行った。同氏は2010年以来の会長再任が決定したあかつきには、クラブOBの元フランス代表DFエリック・アビダル氏がスポーツディレクター(SD)に就任することを明言した。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
 
 2007年から2013年までバルサでプレーしたアビダル氏は、在籍時の2011年に肝腫瘍を患い戦線離脱。その後、肝臓の摘出手術、そして移植手術と2度の手術を乗り越え、2013年には見事復帰を果たしていた。フランスのリヨン時代にはリーグ3連覇の中心選手として活躍。バルサでも在籍期間中のリーグ優勝4度をはじめ、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ、コパ・デルレイをそれぞれを2度ずつ優勝するなど多くのタイトル獲得を経験。2014年の12月に現役引退を発表している。
 
 ラポルタ氏は、この元フランス代表について「彼は我々にとっての英雄の一人。我々にエネルギーを与えてくれる存在だ」と、語っている。
 
 一方の、ラポルタ政権時に加入した選手の一人であるアビダル氏もラポルタ氏への信頼を明かした。
 
「新たなプロジェクトにとても興奮している。バルサは一つのクラブ以上の存在。引退してもこの場所い続けたいと思っていた。ジョアン(・ラポルタ)のことはよく知っている。僕らは常に互いの目をしっかりと見て話し合っている。隠し事は何もないよ」
 さらに、SDに就任した際の新たな仕事についても言及した。アビダル氏は「もう一度、アンドレス(・イニエスタ)や(リオネル・)メッシ、シャビのような選手を(下部組織から)輩出できるクラブに戻したい」と若手選手の発掘に意欲を見せた。自身も生え抜きというわけではないが、近年ルイス・スアレスやネイマール、イバン・ラキティッチといった他クラブから加入した選手がレギュラーの大半を占めているクラブの現状に警鐘を鳴らした。
 移籍市場での動きにも大きな影響を与えそうなバルセロナの次期会長選は、7月18日に行われる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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