ミランがインザーギ監督の解任を発表

監督3人分の給与を負担か?

 日本代表FW本田圭佑の所属するACミランが今季10位に終わった成績不振を理由に、フィリッポ・インザーギ監督の解任を発表した。クラブの公式サイトが伝えた。

 ミランは2016年まで契約を残すインザーギ監督の来季支払わなければいけない年俸を軽減するためにシーズン終了後に契約解除の交渉を進めていたが、今回の解任発表により違約金の減額交渉に失敗した可能性が高まった。

 今季サンプドリアを7位に導いたシニシャ・ミハイロビッチ監督の招へいで合意に達していたミランだが、2016年シーズンまで契約を残したクラレンス・セードルフ元監督に加え、インザーギ前監督、ミハイロビッチ監督と新シーズンは監督3人分の給与を負担することになりそうだ。

 現役時代にスーペル・ピッポと呼ばれ、クラブのレジェンドとしてサポーターから絶大な人気を誇っているインザーギ監督の解任は規定路線だったが、発表直後にはクラブの公式サイトがアクセス過多でパンクするほどの波紋が広がっている。

 今季開幕前の任命時からトップチームの指導経験のなかったインザーギ監督を就任させたシルビオ・ベルルスコーニ会長とアドリアーノ・ガリアーニCEOの経営方針に対し、クラブのサポーター組織「クルバ・スッド」は抗議。2人の退任を要求するなどの騒動に発展していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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